20131103

園子温 『冷たい熱帯魚』

思い出したので、感想をば


映画『冷たい熱帯魚』

園子温監督なのである程度のグロ描写やショッキング描写はあるのだろうなと、多少の覚悟をして観たのだが、まあ想像通りでした。


しかし、観た人に伺った事前情報だとかなり気持ち悪くて、
血などが苦手であれば観ないほうが良いとまで言われていたので、そういう意味ではちょっと拍子抜けしたかな。

というか大量過ぎて麻痺しただけかもしれないけど・・・


あらすじはこんな感じ↓
熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。


うん、あらすじ書いといてなんだけど、これはあらすじとか見ずに観たほうが良い作品だね。




もうなんといっても全編通して狂気に満ちていて本当に引きこまれた。

ダメダメな感じを全身から発揮させている吹越満さん演じる社本に、普通ならイライラしてしまいそうなもんなのに、でんでんさん演じる村田がヤバすぎてそれすら霞む・・・・

あの笑顔が今後狂気の笑顔にしか見えないw

例の透明にするシーンとかね。もうね。いや素晴らしいよこれ。うん。。




しかし、 見どころは後半、なんと言っても社本の覚醒からだと思う。


あそこからのぶっ飛び具合と、
ある種のすっきり感はなかなかのものですね。



あまりスプラッタなものが苦手な人は決して観ないほうが良い作品。


大丈夫な人なら観て欲しい。
邦画は基本観ないのだけれど、これは人にオススメしたいと思った作品だなぁ。




0 件のコメント:

コメントを投稿